高齢者の転倒はなぜ起こる?

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 これは様々な理由が考えられますが、ここで取り上げたいのは『歩き方に問題がある』場合です。先日も当所の患者様が転ばれてしまいました。幸いお体に大きなダメージは残らなかったから良かったものの、なるべく避けたいですよね。この方は両手が荷物でふさがっていたことも関係ありますが、お顔を地面にぶつけてしまいました。この事から分かるのは歩いている時にかなり前荷重で歩いてたであろうということです。この前荷重になる理由は 骨盤が後傾していて重心が後ろに行きすぎるから背中を前に曲げて体重を前に乗せている O脚の為にお尻の筋肉が縮まり使えていないので力が外に逃げて安定が無い 脚力が弱いので体重を投げ出すようにして慣性の法則で歩いている 事が考えられます。これらに筋力不足で脚が上がっていない、O脚で1歩の歩幅が大きすぎるというようなことが合わさっているのです。この前荷重での転倒は左の図のようなイメージになります。この方も膝などに打撲は無かったそうですからまさに棒の様に倒れたのだと思いますが、これでは非常にダメージが大きくなります。理想的な転倒の仕方は右の図の様に真下、直下へ落ちる事です。これは難しい事ですが、当所で指導している屈伸の延長なのです。普段からちょっとしたトレーニングとイメージを持っている事はいざという時に差が出ると思います。