早稲田大学での共同研究により「股関節矯正が猫背を治すこと」を証明しました

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 以前もお知らせしましたように、私も参加しました早稲田大学人間科学部で行った共同研究は2014年7月イタリアのローマで開催された国際学会 International Society of Electrophysiology and Kinesiologyにて発表され、2017年7月には国際学術誌 Clinical Spine Surgeryに発表されています。先日、この早稲田大学での本研究に携わっていた研究員の方に論文の要旨を頂きました。論文自体は版権の関係で当ブログに掲載することが出来ませんが、この要旨でその内容を客観的にお伝えできると思いますので是非お読みください。
 
趣旨書 
【目的】礒谷式力学療法では、矯正による骨盤の前傾が成年男子の腰椎前彎の彎曲を調節できるかを科学的手法により検証することを目的とした。
【方法】18名の健常な成年男子を実験群9名と対照群9名に分類した。実験群は礒谷式力学療法施術師より施術を受け、対照群は実験者の指導により過去の文献に発表された手法に基づいてハムストリングスのストレッチを行った。介入前後に同じ実験者がスパイナルマウスを用いて胸椎後彎曲及び腰椎前彎曲の角度を測定した。
【結果】介入後、実験群の胸椎後彎曲の角度には変化が見られなかったが、腰椎前彎曲の角度が優位に21°から25°へ増加した。しかしながら、対照群では胸椎後彎曲及び腰椎前彎曲の角度に有意な変化は認められなかった。
【結論】本研究は礒谷式力学療法の治療効果に関する科学的証拠を発見し、礒谷式力学療法は腰椎前彎の彎曲を調節するのに効果的であり、特に腰痛の改善、運動機能向上に繋がることが示唆された。

 私の行った股関節の外転筋群を緩め正しい股関節角度にする股関節矯正により腰椎の後湾つまり猫背が治る事を科学的に証明できたのです。(合わせて一般によく言われている「骨盤の後傾を作るのはハムストリングスである」という事実は確認できなかったのです)『写真の様に大腿の外側の筋肉は黄色線の様に臀部までつながっていますから、その緊張は骨盤を矢印の方向に引っ張ってしまい、背中が丸くなる』わけです。この悪い姿勢は、血流阻害、神経圧迫、内臓下垂、胸の前の筋肉の緊張により呼吸が浅くなる、体のバランスが悪化することにより整形外科的な領域に負担が掛かる(腰痛、膝痛、肩こり、股関節痛、腸脛靭帯炎、オスグッドなどをはじめ高齢者の転倒を起こし易くしてしまう)など身体のトラブルの元凶になるのですが、股関節を正すことによりこれが防げるのです。一般生活者、痛みや病が有る方、スポーツをする方すべての人にこの事実を知ったいただきたいと願っています。