仰向けに寝ている時に頭が上に持ち上げられないのですが・・・

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 写真の様に仰向けで寝て、自分の頭を持ち上げる事ができますか?あらためてやってみると「あれっ?」なかなか頭が持ち上げづらい、と感じたら要注意です。中には右の写真の様に手を使わないと頭が上がらないという方もいらっしゃるかもしれませんが、それはたんに老化による筋肉の弱さだけの問題だけではありません。この動作、寝た姿勢から頭を上に持ち上げる為に必要なのは身体の前側にある胸鎖乳突筋、前・中・後斜角筋の働きですが、それがうまく使えないという状況はそれらの筋肉が「すでに拘縮していて働けない」という事なのです。筋肉は縮まる事によりその働きを行うわけですが、すでに縮まっていてはその働きが出来ないのです。
 そしてその状況を作ってしまうのは『猫背』なのです。猫背は股関節が開いてしまうことにより骨盤が後ろに引っ張られ、背骨が後ろにたわんだ状態ですが、そうすると身体の前側の筋肉はすべて緊張してしまうので、頭を上げる筋肉もすでに緊張していてそれ以上働けないのです。
 「ま~この動作が出来なくても生活には支障が無い」と油断しないでください。先にも書きました首の前側にある筋群の拘縮は首で血管や神経の圧迫を起こしてもいるのです。脳に行く大事な血流が阻害されれば・・・恐ろしい疾患はたくさんあります。また三叉神経痛の様な強烈な痛みに襲われる可能性も有るのですから、猫背を解消し、このあお向けの状態から手を使わずに頭をあげられるようにしましょう。加齢による老化だけなら、穏やかに表れる問題も体の歪みと合わさると加速度的に問題が深刻になりがちです。どうぞこうした日常生活に現れるサインを見落とさないで体の歪みの問題に取り組んでくださいね。