脊柱管狭窄症(事故・変形性股関節症など)

K様(男性/70歳代)

・野球が原因で、腰痛は20歳代からあった。
・10年ぐらい前から背中が伸びなくなった。
・2年前に脊柱管を広げる手術を受けて、腰は伸びたが足の痺れと痛みが止まらず、整形外科を受診しても改善が見られなかった。

 
 すでに手術でボルトが入っている状態でしたが、初めの数回で痺れが消えました。また、歩行時に出るお尻の痛みがなかなか消えませんでしたが、10か月後には2時間歩けるようになりました。
 初めは腿の外側が無機物のように硬直していたのが、最近は弾力を感じるようになり、歩きにもリズムがでてきました。
 それでも長年の筋肉の癖は頑固で、やはり歩くと仙腸関節周辺の筋肉に張りを感じられるそうですので、この部分のストレッチと手術後に残ってしまった右脚先の麻痺(つま先を背屈するのが少々困難なために歩いていてつまずきやすいのです)のリハビリが現在の課題です。 
 


S様(男性/80歳代)

・7か月前に階段で転倒し腰を強打し、歩くと次第に痛みと痺れがでて、病院で受診するとMRIで狭窄症と診断された。
・歩行が困難になり、最近は台所で立っているだけでも2~3分で痺れてくるようになってしまった。
・同時期から手の震えも強くなってきて、食欲もなく気力が出ない。

 
 この方の場合は、事故で元々のお身体の状態と違う歪みが生じてしまったために難症化していました。
 やはり股関節は外に開きやすく、座る時など股が大きく開いていましたので、腿の外側の緊張がとても強くでていました。この筋肉の緊張が原因で初めはなかなか屈伸運動がうまくできず、継続していただくのが大変だったようですが、屈伸運動や正しい歩き方を少しづつ実践することで飛躍的な改善が見られるようになりました。
 現在では歩行中に痛みもなく歩けるようになり、食欲も増進したことで元気がでて明るく前向きになられた印象です。手の震えも徐々に弱まってきています。
 完治まではもう少しかも知れませんが、ご自分で努力される方なので山は完全に超えたと言っていいでしょう。 
 


A様(女性/60歳代)

・先天性臼蓋形成不全により、小学校5年生ぐらいから坐骨神経痛があった。
・運動が好きで長く続けていたが、最近は間欠歩行(約15分で痺れて来て、休むとまた歩ける)になってしまっている。
・股関節の動きが悪くなってきて、痛みもでてきていた。

 
 この方は我慢強く病院嫌いなので整形外科の受診歴はありませんが、臼蓋形成不全により発症した変形性股関節症により、股関節の左右差が顕著なので、脊柱管が狭窄していると思われました。
 2回目の矯正で痺れが減少し、4回目には「痺れが痛みに変わってきた」との所感をいただきました。また、毎回矯正の後は「出しづらかった右脚が良く出るようになる」とお喜びでした。
 8、9回目の矯正で痛みと痺れは消失し、運動時にひねると痛かった右肩の痛みもその後の矯正でとれました。
 この方は若い頃から運動をされ、筋肉がしっかりしていたため、ご自身の努力が早期の改善につながったのだと思います。 
 


Y様(女性/70歳代)

・臼蓋形成不全
・変形性股関節症
・側弯症
・五十肩

 約25年ほど前、整形外科で先天性臼蓋形成不全および側弯症と診断されました。
 それから礒谷式力学療法所に通い、良い方向に向かっていましたが、私の担当の先生の退職に伴い、私も礒谷療法から遠ざかってしまいました。
 その後、整形外科での理学療法、〇〇整体、カイロ、オステオパシー、股関節周辺をほぐすマッサージ療法、トレーナーによるトレーニング、鍼灸等々に通いました。その間、転倒による骨折と言う事故もあり、左右のバランスが取れない、真っ直ぐ歩けない、という状態になってしまいました。

 
 Y様の臼蓋形成不全は変形性股関節症を起こしておりますので、動きが少しでも大きくなるように、また左右のバランスが良くなるように調整を進めております。
 私がY様のお身体の変化で驚いたのは、背骨の下部の側弯がだんだんと真っ直ぐに伸びてきていることです。年齢を重ねても、しっかり続ければ改善する人間の自然治癒力を思い知らされました。
 また、骨折された関節周辺の筋肉もリハビリが足りずに硬直し、それが歩行をはじめ生活のQOLを低下させていましたので、その部分のストレッチなども十分に行い、目標である六義園へのお散歩を近々の目標に、私との二人三脚で頑張っていただきたいと思っております。
 

 
>>臨床例2